・約過半数が特発性
・結節性紅斑をみたら、原因を追究する
・15~30歳前後の女性に好発
・約50%で関節痛を伴う
結節性紅斑の原因
感染症
溶血性連鎖球菌、結核、Yersinia、Campylobacter、梅毒、真菌、Whipple病
血液疾患
リンパ腫、白血病
悪性腫瘍
膠原病・自己免疫疾患
炎症性腸疾患、サルコイドーシス、Behçet’s病
薬剤
抗菌薬(ペニシリン系、サルファ剤など)、経口避妊薬
その他
妊娠、Sweet病
治療
・基礎疾患がある場合は、その治療
・基礎疾患がない場合は、対症療法(NSAIDs、ステロイド)
経過
・4~8週間で軽快することが多いが、症状を繰り返す場合が多く、年単位の経過を辿ることもある
(参考文献)
Harrison's Principles of Internal Medicine 21th Edition、著: Loscalzo Joseph、Fauci Anthony S、McGraw-Hill
不明熱・不明炎症 レジデントマニュアル、編集:國松 淳和、医学書院
ティアニー先生の診断入門、Lawrence M.Tierney Jr.、松村正巳、医学書院